7月16日:自他

 先日は父の家に行って、精神的ケアを施した。そんで、またPS3のコントローラーをぶっ壊していたので、これまでにダメにされてきたコントローラ5個ぶんくらい*1のジャンクを分解して、使えるパーツを取り出して修理した。もう手慣れたもので、分解に着手してから3分もあれば組みなおしまで終えることができるようになってしまった。
 PS3移植版のMHP3をやりながら父に雑談を振ってみたら、思ったよりも自分と性格が真逆だったことがわかる。私は孤独(戦略的孤立)が好き*2、父は孤独が嫌い。驚きだった。今の私と同じくらいの年齢だったころ、美空ひばりのFCを運営していた父は、FC会員を集めてボーリングに行ったり、飲み会をしたりしていたらしい。意外だった。私がこの世界に発生し、母体から完全に露出し、世界を認識するようになってから、父に友達らしい友達がいた記憶が1つしかなかった。父は友達がいらない派なのかなと思っていた。
 今はどうなの、さみしいの、と聞いたら、「俺はもう世界につかれているからいいんだよ」と答える。まあ確かに、今の父の孤独は擁護しようのない、父の自分勝手によるものだと私は思う。ささやかに、話したい人に声かけてみなよとかを言うが、父はそうしようとしない。あらゆる人に負い目があるからだろう。私が自分の人生を自分の選択で生きることが、彼にとっては負い目なんだ。
 残念だけど、"私が父を許す"ことはできても、"私が父に代わって父自身を許す”ことはできない。

*1:のこっているのはこれだけ、今までに20個くらいのコントローラーを買いなおした!

*2:それでも誰かに甘えたいことや、たまにどうしてもわちゃわちゃしたいときもあるけど