5月8日: ラジオやらせろ

 今日は飲み会だ〜。と渋々出社したのに、飲み会は明日だった。残念だね。明日は家でテレワークして、交通費を自腹切って職場近くの飲み屋に行くことになる。経済的不合理、でも、交通費分を払うよりも出社の方がずーーっと嫌!交通費なんかいらないもん!

 『サンドウィッチマンのラジオやらせろ』を聴きながら仕事してたら、「働きながら資格の勉強してる人えらいね〜」っていう話だった。いろんな“天才”に影響を受けて、憧れて、でも、年々自分の無能さに苦しむ日々を送っているだけに、結果云々ではなく頑張っていることに賞賛を送るという行為をみると何か慰められるような気がする。あーあ、もうこんな年齢になっちゃった。映画『野いちご』は、とってもえら〜い年寄りのお医者(略して、“えら医”!)さんが、ノーベル賞授賞式に息子嫁と向かうロードムービーだ。えら医は、途中で乗り合わせる若者や夫婦とワチャワチャしたり、居眠りしたりする中で自分の人生を振り返る。なんやかんやあって(ぜひ自分で観て欲しい)、最後に思い出すのはある2人の姿。自分が人生の終盤で強く懐かしむ人がいるとしたら、誰なんだろう。と思う。

 人生なんて後悔の連続だ、という語り口も、努力と成功の歴史だ、という語り口は両方有り得るよね。それが、人生は多面的だ、なんて言説の本意なんだと思う。でも、どれかひとつの、またはすごく少ない語り口しか存在しえない人もいる。特に人生経験が短かったり、人間関係が狭かったりすると。まぁ、私のことだね。

 そういえば、映画『野いちご』はシロ子とも観た。知り合ってまもないのに、もう割と色々な映画を一緒に観てる。今日も話したけど、まだ私には分からないことが多い。意志が強いのか、あるいは心変わりなのか。私が余計なことをたくさん言うせいで分からない。全部自分のせいだ。

 公園で、リュックの中で大学から借りた本に潰されて、いい感じに曲がった紙タバコをいま吸い終わる。携帯灰皿にしまう。この日記を公開したら、Rammstein"Spieluhr"を聴きながらトボトボと家に帰る。